1日に100本以上の抜け毛があるが危険か?

朝、枕についている抜け毛やシャンプー後の排水溝に溜まっている抜け毛など、とても気になるものです。しかし1日に50本から100本程度の抜け毛は自然なサイクルですので心配いりません。問題は抜け毛が多すぎる状態です。目安として1日に100本以上抜け毛があるのは薄毛の恐れありとして危険といわれますが、それはなぜでしょうか。

 

【1日100本以上の抜け毛が危険な理由】

 

ヘアサイクルつまり髪の一生を確認してみましょう。髪は3段階のヘアサイクルを繰り返しています。まず2年から6年続く成長期です。髪の根元の方にある毛母細胞が盛んに分裂しながら成長している期間です。頭髪全体の80%から90%がこの成長期の髪です。

 

成長期を過ぎると退行期に入ります。毛母細胞の分裂とメラニン色素の活動が衰えてきます。頭髪全体の5%から10%が退行期の髪です。2週間ほどの退行期を過ぎると毛母細胞の細胞分裂が完全に止まり髪が成長しない休止期に入ります。

 

休止期が3ヶ月ほど続くと、下から発育してくる新たな成長期の髪に押しのけられて抜け落ちます。毛髪全体の5%から10%が休止期の髪です。毛髪は全体で10万本ほどあるので、休止期の髪は5千本から1万本です。これを3ヶ月で割ると1日あたり100本ほどになります。

 

犬や猫の体毛は、サイクルを一斉に迎えるので抜け毛がとても増える時期がありますが、人は髪の毛一本ずつサイクルがズレているので、健康な状態なら大量に抜けることはありません。とはいえ犬や猫ほどではないものの、人間も秋から冬は脱毛期間のような状態で少し脱毛が増えます。

 

【抜け毛の本数同様、注意すべき危険信号とは?】

 

AGAを発症すると成長期が数ヶ月に短縮されるので、十分な太さ長さに育つ前に脱けていきます。健康な髪は成長期を終えて太くなった後で自然に抜け落ちるので、毎日細くて短い毛がたくさん抜けると危険信号かもしれません。

 

AGAの他にも円形脱毛症、脂漏性脱毛症でも異常に細い抜け毛が多くなります。脂漏性脱毛症の場合、シャンプー後の脱毛を気にして洗髪を控えるのは、かえって危険です。食事に気をつけると共に頭皮を清潔に保つことをオススメします。